MIU1~9話時点(書けてなかった4話の話)わたしはこの話が一番すきでいちばんつらい ひたすらつらい オエンオエン…………
4話:10億円の女、ヤクザ絡みのお話。
わたしはこれ最初の序盤はほんと「めずらしく刑事モノっぽいことしてる!」
みたいな~~感想だったんですけど~~~あれは~~~ダメ~~~~~ッッ
どこから語ればいいですか…?
ほんと…なんだろう、ほんと私はあの女の人の孤独を想ってしまう訳ですよ。
救いもなく、助けられた先も気付けば同じ穴の中。
伊吹さんや志摩さんはただ追いかけるだけなんですよ。
監視カメラという外からの瞳を睨みつけるような彼女の瞳しか知らない。
あの人ね、劇中前半までず~~っと辛そうな顔をしているんですよ。
追われて怯えて、ハムちゃんと重ねるように描かれているんですよ。
ハムちゃんには隊長の手があった。けれど彼女は…?っておはなし。
あの人は伸ばされた手をついぞ知らぬまま、ひとりぼっちで死んでしまった。
「誰も助けてくれない、だから助ける」
「わたしが」なんですよね わたしが助ける……
そこには「わたし」しかいないんですよ。
誰も助けてくれないから、わたしが助ける
それは彼女にも跳ね返ってくる言葉で。
死の間際で彼女が見つけた物は、街角にある何の変哲もない広告で。
そこにあったのは、少女の瞳。「逃げられない少女たちの為に」
それを救うのは、うさぎの瞳なんですよね。ふたつの宝石。
あの人さ~~それを決めた瞬間ほんとうにほんとうに
すごい夢見るような少女の顔をしてるんですよ……
あんなに苦しそうな彼女が、ほんとうに舞い上がっている。
なんでそんな顔をするの……なんでそんなきらめき オエ ウエ ウウ……
ほんとね、この喜びに満ちた陶酔の裏に、深い絶望を感じてしまってほんと
わたしはだめです。このはなし、ほんとつらくて………
超高速で追い抜いて未来に羽ばたいていくあのトラックがよぉ~~~……