寝る前にこのテンションのまま吐き出しておかねば気が済まぬ、刀ミュ パライソ感想
ネタバレ有
内容は大方の予想通り、島原の乱。
予想外だったのは、歴史キャストのメインが天草四郎ではなく山田右衛門作(島原の乱唯一の生存者)だった事
天草四郎は冒頭で歴史遡行軍に殺されてしまい、刀剣男士たちが天草四郎となり代わり民たちを原城に集める事に。
歴史通り、3万人超の一揆軍を原城で皆殺しにさせる為に。
詳しい内容は割愛するけど、とにかく残虐シーンが多い。軽くホラー。ていうか開幕5分で既にインフェルノ。
天草一揆軍VS幕府軍、その他巻き込まれた僧侶や農民、それぞれが殺し合い生首を掲げ歓声を上げる。
観客総江雪左文字化必至 この世は地獄です…
何も知らず、いずれ殺される運命の子供達と仲良くなってしまった浦島と、幕府軍の刀として結末を知る松井のそれぞれの葛藤が話の軸。
再び幕府側で民を殺す役を担ったもののどうしても斬れない松井に代わり、豊前が「俺が支える、俺が一緒に背負う」と躊躇わず斬り捨てる。
あまりのスーパー彼氏っぷりに目眩がする…豊前の夢女爆誕の理由がわかるわ…抱いて…!!
これらの全ての指示を出していたのは鶴丸。
憎まれ役を買って出た鶴丸と、傍で真意を汲み取り好きにさせる大倶利伽羅。
大人になったな…(しみじみ)
所で中盤の突然の筋トレシーンは一体何だったんだ…縄跳びの上手な伽羅ちゃんよ…
終盤、兵糧が尽き飢える民たちに、日向が梅干しを配る。それが民たちの最期の食事。
浦島と日向が民たちの為に釣りをしている最中、総攻撃が開始され一揆軍は全滅。
辛うじて息のあった子供一人が、三日月の手の者である忍に託されたので後々また何かあるのだろうよ…
そしてラスト。ここが我の最大の涙腺崩壊シーンとなる。
本丸に戻り、まぁ色々あったけど鶴丸は信用できるからって事で松井も溜飲を下げ、皆で日向の梅干し(冒頭で仕込んでた)を試食する事に。
手袋外して順番待ってたのに華麗にスルーされた大倶利伽羅かわいそう(かわいい)
で、一斉に食べるが塩梅を間違えててとても塩っぱい。
皆がウェェ…となる中、大倶利伽羅だけが絶賛しお代わり要求。
まじかー、と笑い合う皆の後ろで静かに幕が上がり、そこには飢えの中死んでいった一揆軍の民たちが皆笑顔で食事をする姿が……
〜1部・完〜
きっつい、まじきっつい話だった。
今までのミュや刀ステも重い話あったとはいうけど、重さのレベルが違う。
こっちはどうしても刀剣男士を主人公として見てしまうし他作品では主人公とは無駄な殺生はせず何なら人間を守る側に立ちがちだけど、彼らは決して正義のヒーローではなかった。
守るべきは人命ではなく、歴史だった。
それが本来の当然の仕事なんだけど、豊前が「あの頃と違って、今は刀じゃない」と言ったように、本人たちもすごくつらい思いをしながら人間を斬っていた。それを見てるこっちもマジつらい。つらいオブつらい。スーパートゥライ。
つらいけど、つらいなりにすごい作品でした…開幕してくれてありがとう、このまま無事に走り抜けられますように…
あ、2部は豊前のくびれ腰と日向の膝周りの筋肉必見ですのでお楽しみに!!
豊前のあの衣装は「いい腹筋だから見せようよ、ここ切っちゃおうか!」ってなったんじゃないかと予想…