※江水散花雪 ネタバレ
ディレイみて改めて井伊家と猫って縁深くて良い組み合わせだなとしみじみ…🐈
井伊家の菩提寺・豪徳寺は招き猫で有名だもんね
江戸藩邸で暮らしていた彦根藩2代藩主・井伊直孝がある日、木の下で雨宿り中に手招きする猫を見つけ近寄ると、離れた直後の木に雷が落ちた。命を救われたことに感謝して猫のいた豪徳寺を井伊家の菩提寺とする(諸説あり)。豪徳寺は福を呼ぶ招き猫伝説で有名となり、この逸話が彦根城のゆるキャラのひこにゃんの由来ともなっている。
桜田門外ノ変のあと井伊直弼の遺体を葬ったとされていたのも豪徳寺だけど、近年の調査で遺体がここにないことが確認されている。彦根藩は桜田門外で斬られた直弼の首を回収するために相当苦労した筈だけど、一体どこにあるのか…。
井伊直弼の辞世の句は桜田門外ノ変の前日に詠まれた、
咲きかけし たけき心の ひと房は
散りての後ぞ 世に匂ひける
国を想う気持ちは、自分の死後も後世に理解されるだろう、というもの。
江水では彼が最後に史実通り討たれた後、南泉が捧げた花は井伊家の家紋である橘の花かな。橘は常緑として縁起も良い。花言葉が「追憶」でぐっときてしまった。
余談だけど、招き猫発祥はあの太田道灌である説もあり、こちらの命を救ったのは黒猫で由縁は自性院にあるとのこと。