one 最後あたりのシーンD-16の心情たるや…
D君はセンチネルなんか惨たらしく殺されて当然って考えてるんですよね。
だってコグ無しは一生下級労働者として生きるのが当然という【常識】をあの世界に定着させるくらい、途方もなく長い間騙して支配してた極悪人ですから。怒りも憎しみも抱いて当然で、多くのトランスフォーマーは自分と同じ怒りを抱いてると思っている。
そうしてセンチネルを庇って瀕死になってしまった親友に怒りと混乱と後悔で感情ぐちゃぐちゃになりながらも「もう助けない」という選択をとった。多分彼からしたら苦渋の決断でしょうが、彼の中の正義をとったわけですよ。
ところが結果、オライオンは星が選ぶ指導者としてマトリクスを渡され復活して再び立ち塞がった。
自分の正義を貫くため自身の良心だったオライオンを切り捨ててまで後ろを振り返るまいと、世界を変えようとした決断をあっさり覆されたわです。おそらく彼がメガトロンとして覚醒して一番最初の敗北だったのではないかと思います。
自分の憧れ続けたメガトロナスプライムと同じ立場に立ったのは最後まで自分の間違いを指摘し続けて死んでいったオライオンだったわけです。
もうそれは発狂しますよ。正気じゃいられない。だから【力で支配し世界を変える】のに執着していくのではないかな…と思いました。