Inscryption、カジュアルに遊べるカードゲーとしてはかなり楽しめた。ストーリーに関しては、クリア後に調べたが本筋は代替現実ゲームがなければ把握できないようになっているようだ。
そもそも一連の出来事にルークのエピソードが挿入されているのだから、代替現実ゲーム(ARG)を物語のメインにするのはそれほど不自然ではない。ストア上での販売から既にゲームのストーリーは開始していて、開発(リアルなInscryptionの)は本気でそれをやり通しただけだ。
開発がこのARGを完全に完結するまでやり通したことは、評価に値すると思う。
このように謎めいた要素を多数残したり匂わせ続けるゲームはたくさん存在するが、経験上はその実匂わせが本体で本当はハッキリ完結させる気が無いだけやんって内容のものがほとんどだった。『アラン・ウェイク』も『ICEY』も同じだ。
だがInscryptionはそこらへんをしっかりやりきっているようだ。俺はシンプルに面倒なので以下のページを閲覧してしまったが。
https://note.com/dbs_curry/n/n8eba7204c8a8#OAv0s
https://www.gamespot.com/articles/inscryption-ending-explained-arg-secrets-and-whats-going-on-in-the-story/1100-6497568/
しっかりやりきってるのはマジでえらい。しかしながら、俺はビデオゲームを遊ぶときはそのビデオゲーム内だけですべての要素が埋まっているのが望ましい派なのでここらへんは正直あまり惹きつけられなかった。俺はビデオゲームを遊ぶ上ではビデオゲーム自身に、通常のゲームプレイで把握できる範囲でコア、『本体』が詰まっていることを期待しているので、今作のようにARGを含まないと完結しない作品は楽しみきれなかったけれど、そういうのが大好きな人にはとことん刺さると思う。
なんか公式拡張modでケイシーの前日譚日記とか読めるらしいが、俺はもうお腹いっぱい。カードゲーたのしかったです。
ありがとうなウロボロス。