MIU1~9話時点(書けてなかった3話の話) 1,2話時点でも書いたことですけど大きく対比になっているところ、九重君と伊吹さんというこの、対比がさ~~!対比がウオ~~ンなんですよ。
3話:いたずら電話の回。
ほんとこれねぇ……大きく語るならほんとに青春、青春なんですよ。
そりゃもう序盤のここだけ切り抜くなら、
バカだな~ってなる所でもあるとおもうんですけど、
そこだけではないのがえらいところだなぁっていう部分で。
彼らは彼らで考えているんですよね。
「SNSに拡散したら?」「でもそれは学校中に迷惑かかるじゃん」みたいな分別。
今の10代は賢いと語っていたけど、そうなんですよね、
インターネットと隣り合わせで生きてきた世代、外圧もある。
情報交換が盛んな代わり、外からの目線に晒されてきた世代とも言えるわけで。
そんな中で奪われた青春を取り戻すように大人をからかうように思い切り走る。
彼らには彼らの想いがあるんですよね。
シュレッダーにかけられる表彰状とかもねぇすげえつらいし……
ほんとね~~馬鹿だなぁって笑えない、一瞬一瞬の描写が眩しいんですよ……
反骨の為に走る、それは彼らの中ではもう正義じゃないですか……!
チェイスの部分もすごいかっこいいし、高揚感がある。
これは明確に犯罪なんだけど、この一瞬は大事な一刻で……。
このはなし、隊長の言葉がとにかく好きで……
大人と等しく裁かれるべきでは?っていう九重君に、
「学ぶ機会を与えられなかった結果である」と説く。
大人の責任であるってスタンスなんですよね隊長は。
機会の損失、被害を止めるって考え方。
これは伊吹さんのスタンスに近いんですよ。キュルンとしてる。
これは志摩さんとピタゴラスイッチの話でもしてましたね。
ひとつひとつは些細なスイッチでしかないんですよ。
取りこぼして、取りこぼして、最終的に罪へつながる、そういう因果のはなしなんですよね。
先輩がわるいことをしていた、廃部になった、走れなくなった、
子供たちはそういう相談できない環境で取りこぼされて罪に走る。
(はなしは飛びますけど、だからこそ子供たちが逆に被害に遭った時のアレ、
毛利さんの「助けもしますよ」大好きなんですよね…大人の責任…)
そして、重ねて繰り返しているところ、伊吹は"起こる前に止める男"だ。
転がった玉を本能でキャッチする伊吹さん。
伊吹さんのスタンスの話でもある。2話でもありましたね…
伊吹さん自身、学生時代に「そうやって救われた」と言っている。
だから、そう、彼らを捕まえた後。
伊吹さんは、追うか、逃げるかの問いをしてくれる。
そのまま声をかけずにいてしまった九重君との対比がほんとつらくて……
ピタゴラスイッチの球を何気なく転がしてしまうのも九重君なのほんとね……
顔を隠す描写、これもハムちゃんと重ねてあったのかなぁ。
もう、ラストのドーナツEPの下り、ピタゴラ~~~!!!ってなっちゃいましたよ。ダメ。あれはダメ。
通信の状況などで投稿エラーになると、投稿前の文章が消えちゃうことがあるかも。メモアプリなどで書いてからふせったーにコピペ投稿するのがおすすめだよ