🍽トークショーレポ(長いです)
・OP、カワウソイヤァで監督と内海さん登場→MCの岡安さんに「ソイヤポーズする流れです」って振られるけどしてくれない笑
・スカイツリーを印象的に描いてるのは意味がある
◆企画書
・初期キャッチコピー「つながりたいけど裏切りたい──。」「僕たちはもう一度あの大切な人に会うことができるだろうか──。」
◆キャラクター(中二トリオ、ケッピ)
・監督は悠のキャラデザにこだわりがある。ブサかわいい感じ。かっこいいとブサイクの間のニュアンスがミギーさんに伝えづらくて難しかった
・ケッピが恐ろしい怪物のような姿になる案があった
◆キャラクター(レオマブ)
・岡安さん「続いて警官二人…」監督「レオマブね」(ぷれざんまいの諏訪部さんと監督のやり取りを思い出す私)
・初期案の玲央「見つけちゃったよ俺のラブディッシュ」
・初期案の真武「それは硬い(口癖)」←堅いキャラだから
・レオマブのキャラデザはアダルトなイメージ
・玲央は「チャラ良い男」。チャラいのに良い男ってのはミギーさんがあまり描いたことないタイプのキャラだと思う
◆イメージボード
・カッパは生きていて死んでるから目が死んでる
・燕太カッパは猫背
・春河のキャラデザにインパクトを持たせたくて初期案では玉ねぎみたいな頭とか色々考えてたけど止められた。内海さん&岡安さん「これはない」
・カッパの戦い方 肩車で繋がる案があった
・カッパ3人の体が合体して河太郎(美しいカッパ)になる案 お腹に3人の顔が並ぶ
・カッパになった後、本体(人間の死体)が敵に燃やされてしまう案があったけど、それだとずっとカッパの姿になってしまうと止められた
・音寧の初期案はFBIでカッパのことを調べていた
・ケッピの初期案 アザラシやカバなど
・ソイヤの初期案 洋風な地下組織で、オペラ座の怪人のように舞台装置(交番)がひっくり返ってその瞬間に舞台裏の怪しいカラクリが見えるイメージ→紆余曲折ありソイヤで二人が踊る後ろでゾンビが生成される演出に
・レオマブによってゾンビが生成されるシーンで、歌で何をやってるか説明しようという案があったが結局ソイヤソイヤ言ってるだけで説明は無くなった
・心臓抜くシーンのイメージボードは完成形とほぼ変わらない(色は全体的に紫色だった)石川さんの趣味が爆発してる
・心臓のシーンはこれから重要になってくる
◆世界観の初期案
・作品を一言で言うと→「我々は円環的存在である」「円とはプレートであり皿である」「たくさんの世界と世界をつなげる」etc…
・一稀たちがSaraPhoneでつながる
・皿宇宙 この世界はたくさんの皿が重なってできている(五次元的な)→そのうちの大事な一枚が無くなってしまいそれを一稀たちが探す
・シュレディンガーの皿、失われた皿
・サラウドファンディング、サラブライトマン、サラブレッドetc…
・ケッピの名前は最初はKPだった
・皿を手に入れた者は宇宙を支配する
・『2001年宇宙の旅』のようなイメージもあった
・ケッピの初期案→たくさんの箱が積まれている場所。箱を送る存在があり、ケッピはそこの王(現在は第一王位継承者)今後の展開の漏洩になっちゃうからこれ以上言えない
・帝国のイメージボード「今回のトークショーの一番の漏洩じゃないですかね〜」(席が後ろの方すぎてよく見えなかった…;;)
・箱がマトリョーシカみたいになってるって案もあった
・イメージボード資料はいつか纏めて見せられるようにする(設定資料集出るのかな?待ってます!!)
◆質問コーナー
・「さらっと」の誕生秘話→PVを作るときにポーズが欲しくて2,3案出した。監督がドタバタ動いてるのを撮影した
・カパゾンビが四つん這いなのは何故?→尻子玉抜きやすいようにサービスしてるw 抜かれたくないけど抜かれたいみたいな?(ここ本気なのかネタなのかわからなかったw)
・妻に尻子玉を狙われてます(何の相談!?)→メールを削除して、タブレットとか共用で使うのやめるといいよ(何のアドバイス!?ww)
・ウテナがきっかけで結婚し、ピンドラの時期は離婚の危機でした。つながっていられる方法のヒントは?→さっきの答えと逆になっちゃうけど、尻子玉を見せ合ってそこから始めるといい
・カパゾンビ達の性癖はどうやって決めている?→内海さん「みんなで決めてます」あんまりリアルじゃないように、特定の誰かを想起さないようにしてる
・キャラの名前の由来は?→中二トリオは「三匹が斬る!」
・仮タイトルは「三枚が斬る!」と「さらざんまい」だった
・監督の作品は家族の話が多いが自身の家庭環境の影響がある?→(監督の幼少の頃の家庭環境のことをお話してくださいました)親戚に家族をなんとかしなきゃと言われたけどあまりできなかった気がするからその影響はあるかも、とのこと
・景気が良い時代の日本では家族以外のコミュニティが重要視され家族のつながりがおざなりにされていた。それに比べて今は家族のことを考えてる人が多いと思う
・家族の形をとどめよう守ろうとする話が好き
・3.11の影響→物質は損なわれる。物質以外の拠り所となるものが「つながり」
・今はみんなつながれている。スマホ依存とか言うけど、今はスマホが無いと生きられない時代
・挿入歌の話→一稀カッパたちがカパゾンビと戦うシーンはクイズ対決や相撲といった案があった。相撲に詳しいスタッフがいなかったから相撲は却下された。監督「相撲要素はカパゾンビの四つん這いポーズに残ってるよね」内海さん「えっ?手ついたら負けですよ!」
・歌いながら戦うのは、3人がつながって頑張っているのをハモりや合の手で表現しているから
・カワウソイヤァは橋本さんに「カワウーッソイヤァー」と読み上げたいとオーダーした。元ネタは一世風靡セピア
・イクニ作品の同性同士の恋愛描写の多さについて→性別はあまり気にしていない。男女問わず美しい人が好き。監督の思う美しい人とは、魂を削って何かを成し遂げようとするアウトローな生き様の人。共闘や共犯関係が好き。
・×さらざんまいは珍しく男の子の話 ○今まで偶然女の子の話が続いてた ヒット作が女の子の話だからその方が企画が通りやすかった
・男の子の話で描きたかったこと→男の子らしい下ネタや馬鹿っぽい青春の話(一稀と燕太がAVを買って、その箱が悠の箱と入れ変わってしまうとか)
・作品から女性のことをよくわかっていると感じるが女の子像のモデルはいるのか→特にいない。昔から少女漫画を読んでいた。当時、少女漫画は少年漫画にない文学的な心の話を描いていてそれが好きだった。萩尾望都、竹宮惠子など。80年代から青年漫画が出てきて、そこから少年漫画でも心の話が増えて垣根があまりなくなったように思う
・尻子魂(しりこだましい)でつながる(これもこれ以上は言えないらしい)
・放送後、意外だった視聴者の反応は?→「汚い」って言われて初めて「確かに汚い」と気づいた(気づいてなかったんか!?www)
・監督はカワウソイヤァに対する視聴者の反応を知らない。「わぁーっ」てなって貰えてたら狙い通り。反応知ってる岡安さん「わぁーってなってると思います、バズってたし」
・主人公たちが中学二年生なのは意味がある?→理由はない。最初は小学生にしようとしたけど止められた。高校生だとヤバいでしょ(多分アダルトになりすぎるという意味かな?)。中学生ならアダルトと下ネタの間になる。岡安さん「小学生という案は、ランドセル背負ってる子にそういうことするのは…と思って止めました」
・内海さん「㋐って何ですか?」監督「1話からわかってる人はわかってる」