割とこれはトラオムから考えてるんですけど、白紙化した地球が二つあるのでは?という論については私もせやろなと思ってて
むしろこれを作った/目指しただろうマリスビリーの狙いがわからんなと思ってる
あとはトラオムのマスターについて
あったわねえ、Grace Noteの0話の照応の魔術について……
というかそれを言うと空にある天体を照応してやるのがキリシュタリアの惑星轟だったわけだしなとも
それを考えると、そもそも天体科、アニムスフィアそのものが天体の照応を重視してる気がするんだよなと。ただキリシュタリアの魔術そのものは、「天が動く」前提であり、天動説的魔術だよなあとは思ってはいます。
地球そのものが変わる今の出来事と比べると面白いよね。地球白紙化は地球が単体であり周囲を隔絶する、どちらかといえば地動説的現象だよなーとか思ってるので。いやでもそうでもないか?大地が塗りかわるだけならまだ地動説っぽいんだけど、天から降り注いでテクスチャごと吸い込まれたと考えれば「天が動く」の一種ですね。面白い。
一方でこの、FGOの世界ってのは前提として「マリスビリーがオルガマリーを捨てなかった世界」なんですよね。
マリスビリーの後継者たちがその点、照応の魔術を湛えた存在であり、キリシュタリアが天から、オルガマリーが大地から塗り替えるのだとしたらそれは納得できるなとも。私は思います。
実際、キリシュタリアはマリスビリーから「大令呪」、シリウスライトの名称と使い方を聞かされていた。オルガマリーに対する抑止力としてもマリスビリーが位置付けていた可能性も見られるのかなと思います。
あと2部の冒頭って「外部天体の観測ができない」ってなってたじゃないですか。あれってまさしくカルデアスなんだよなと。
だって地球一つだけを再現し、照応したものじゃないですか。まさしく。それ以外がないのであればまあ そうよね?
ただ、同時にカルデアスは100年後の未来までを観測するもの。つまり100年後だったとか、または100年後まで耐えてから遡行してきた、とも捉えられるので、これは未来からの侵略だった、その点ではビーストⅠであるゲーティアにすら対抗手段が無かったとも。見れるのかな?
それはそれとしてホラー無理です人間はエリア51についてのやつが脳裏に入るたびに無理ですってなるんですけど いやスプラッタはセーフなのよホラーが無理
そんなこたぁ置いといて
張角が守ってたのがアレ───すなわち、オルガマリーの成れの果てだとするのであれば、あとはトラオムそのものが「いつからあった」のかによるんかな、と。
さすがにそんなめちゃくちゃ古い特異点じゃないでしょう。三つまとめて滅ぼして、また更地から始めて……みたいなのをしてない限りはね。
汎人類史への逆襲を試みた、復讐を試みた。では燃料/マスターにされたのはカルデアスという照応された天体の人々であろうか?ということを思ってるんですよね、私は。あの、深海電脳楽土と一緒の……あれと同じく数多のマスターがいて、彼らが召喚し続けていた。
何故?やはり何かを生み出そうとしていたのでは?
キアラでさえそれを養分としたのなら。誰かがそれを養分にしようとしたのでは?
そもそも宝具乱発できるだけのリソースってそういう意味では?
もちろん、吸い上げて空想樹を作るためのリソースとかにはしてそうだけども、むしろそれは現実の地球の人を燃料にしてそうだしな……
実際にオルガマリーはゲーティアという前例を知ってるのでほら……これで1が出たらどこかに7が生まれるじゃない……
実際、レフ・ライノールがやらかしたのは「精神体のオルガマリーをカルデアスに落とす」で、これがカルデアスのテクスチャにオルガマリーが落下したと見るとして。
ではあの日の管制室で死亡したオルガマリーの肉体は?ということになりはしまいかと。考えるなど。
他方、地球の全人類をリソースとするにはいささか、トラオムは小さすぎるようにも思うんですよね。数多の英雄を一兵卒として使い切る、とんでもねえ場所ですがそれにしたって小さくない?
確かに令呪一発を人間一人としたり、セラフと同じく100倍時間適用して三国乱闘状態なんかを何度も何度も何度も作ってたら、まあそれなりに辻褄は合うかもしれませんけど……FGO式の令呪ってそこまで出力高いっけ?
天体室のことを思い出すと、死してなお擦り切れるまで……と考えるとどちらかといえばそんなでもないよね、などと。
むしろトラオムは、どこかに起点があって、そこから令呪が飛ばされている。その中には数多のマスターがいて、全員マスターが違った。たとえば、それが各人に対する令呪効果の差として出ていたのでは?などと私は考えています。
ただ、そこにプラスして聖杯三つとなると、多少は話が変わりそう。
聖杯を三つと数多の英雄を用意して、令呪と宝具を乱発する。場合によっては張角がコントロールして、何度でも三国を成立させて消耗戦と乱闘を繰り返した。たぶん王道界域によるそこそこの安定のほうがおかしかったし、そうじゃなければもっと早くに大乱闘になっていたでしょうね。それこそトラオムのシナリオ後半みたいに。
これができるリソース。そうすると結構規模は大きくなるでしょうか?
なので、
深海電脳楽土を前提として、
・トラオムは「最初の現場」「最初の復讐」であり、カルデアスのリソースを注ぎ込んで行われた聖杯をめぐる乱闘であった。三界域が成立するのは一度ではなく、これを養分としてUオルガが開花した。
または
・カルデアスのリソースを使ったけどあまりが出たので乱闘を引き起こして養分増やしてみた。
のいずれかであろうな、と。遡行があったことを考えれば、どちらかもいえば前者だろうなと思ってますが。
そして「用無しになったから可視化した」。かな。または100倍時間で気付くのが遅れる、中身だけがめちゃくちゃ進行してるセラフ式。いずれかかしら……
ただマリスビリーが何をしたかったのか?
カルデアスとオルガマリーを使って、キリシュタリアとシリウスライトを用意して、彼は何がしたかったのか、どこを目指していたのか考えてます。今。