これはゴーストハントシリーズ全体のネタバレ。やっぱりこの物語がすごいのって、最後まで双子とはいえユージーンとナルは別の人間であって、麻衣が恋した人物はもうこの世にはいないという展開を誠実に描き切ったことだと思っている
ある種の容赦のなさというか誤魔化しのなさというか。出版当時の少女小説界で許されたのかどうなのか…と思うけど、最後に写真を渡されるシーンが悲しくて切なくてでも麻衣が前を向いていくのが好きだなーと思う。あとあのシーンはナルに優しいところもあるというシーンだけど、でも麻衣の中でユージーンとは重ならないなよね