「美味しい」は、どのように、何のために、作られるんだろう。充がその新しい答を、つまり生の拠り所や目的を、直太朗の人生を通して新しく見つける。それが充を愛する人間によって与えられているという仕掛けが、とても良い #ラストレシピ
充が「美味しい」を作る方法も、それを極めるやりかたも、かつては彼の孤独の中にしかなかった。直太朗が辿ったように充も新しい別解を開いていくことになるけど、ああ、きっとそうなったんだろうな…というのがエンドロールあたりで滲み出てくるのも好き。
千鶴にもう一度食べさせたかったあのメニューが、ああして時を経て、あの子に、そして時を経て、あの子に、味の記憶として人の命が繋がってくの、良い
竹野内豊さん演じるあの軍の人に殺意湧いてくる、マジで。
充にブラック・ジャックみを感じた人、私だけじゃないと思う