まほやく読みたてほやほやの呟き。感想は後でブログに書くね…。
たぶん何回も同じ話するんだけどさ、悲しみと不幸を教えてあげるっていうクロエが本当に本当に好きで。
私の思想の話だけどこういうこと https://x.com/ranfuyutsuki/status/1696124381292900692?s=46&t=37LHXDqcC9Q9iAWJHBP-ww
を思っていて。
私はどんなことが起きても物語の中の登場人物の物語は続いていくから、もしかしたら読者にとってのハッピーエンド、バッドエンドはあっても、登場人物にとっての終わりって死ぬ瞬間まで続いていくんだよね。死ぬ瞬間ですらそれが良かったとか悪かったとか一言では言い尽くせないようなものに思っている。
だから、幸福だけを持っているラスティカに不幸を、涙をあげるっていうのは彼らの人生なんだよな〜となってすごくぐっときてしまった。
もう過去には戻れないし、涙を知らない頃には戻れないラスティカにとってこれが良いことなのかはわからないけど生きていくんだなあと思った。
クロエの与えたもの、呪いのようでも祝福のようでもあるな。この世に生み落ちたもの、すべて幸福と不幸の中で生きていくから…。
魔法使いたちのバトルめちゃくちゃ良かったですね。
私はカイオエのオタクなのですが「思わず見ちゃっただろ!」のやりとり気が置けなくてすごく好きですね。
なんていうかこの2人、特に何か大きな変化があったわけじゃないんだけど、「また、いつか」という言葉が嵌るようになったのすごく奇跡で、良かったなあ。
やーしかしカインかっこよすぎてであった。
カインが魔法使いだということを隠してきたという負い目がこんな風に転換するんだなあ。
それこそ皮一重で物事の意味というのは変わっていくのだと思った。
2部結構収まるところに収まったけど一番不可逆なのってラスティカとミチルだと思っていて、特にミチルはほんと…どうなる…。
いやでも笑ったミスラが本当に嬉しそうで、ミスラが内心チレッタに感じていたものを思うと実は彼はチレッタを弔いきれていなかったのかも。ミチルを通してチレッタに繋がれたことが嬉しいのかも、なんかすごく切なくなってしまった。
ルチルはチレッタによく似ているけどミスラにチレッタを返してはくれなかったんだなと思う。
でも「役に立たない」っていうあのやりとりがもしかしたらチレッタとミスラの間にもあったのかも。もしかしたらそういうものが本当に欲しいのかも?なんもわかんねえ…。でもなんかミスラの必死さが悲しくて、ミチルがすごく揺れてるのが不穏。
ファウストとフィガロはなんかめちゃくちゃ最後まで可愛かったな。
つよきずのやりとりも不器用で大好きだった。アーサーは大人になってほしい。大人になろうよ。
トラウマになってる東の人たちも面白かったね。
あとさ…ブラッドリーの思う自由ってさ…いいよね。なんかこう…囚人として捕えられていることはかれにとってそれよりもやりたいこと(盗賊団)を優先した対価なのかも。そういうものを天秤にかけて何かを失ってもやりたいことを選び取るような自由が私はすごく憧れを持ちました。