トラオムの7節、13節での夢で異星のモリアーティとした会話と、20節での新宿と異星、2人のモリアーティの相違点の話を繋ぎ合わせると、異星のモリアーティの目的がわかると思うんだ。
彼は究極の悪性になろうとしていた。
あのさ。
13節4で「もう寝よう」を選ぶと異星のモリアーティと夢で会うじゃん。
そこでぐだに興味がないって言ってるでしょ。その後もずっとそう。
でも7節では「その席を譲りたまえ」って言ってるじゃん。これ多分ホームズに言ってるよね。
7節でサロメに令呪を使った後倒れて眠ってしまったときに夢で異星のモリアーティに会ったでしょ。
この時の異星のモリアーティは「その席を譲りたまえ」「一世一代の裏切り、いや二度目か」って言ってる。
これがぐだではなくホームズが相手なら「二度目」っていうのが繋がるんだよ。
ホームズは一度マスターである異星の神を裏切って、記憶をなくしてカルデアについたことが
21節で語られているので。
同じ境遇にいるのはカドックだけど、カドックの夢をぐだが見るってことは無い。
あるとしたら、マスターではないとはいえ英霊召喚システム・フェイトを通じて繋がってるホームズだ。
13節で「もう寝よう」を選んで夢で会った場合、
遭遇直後に「おや、今度は君か」と言ってる。つまり「別の人物が夢に来た」ってことでしょ。
「私は君に用はないのだがね」とも言ってて、これは7節での言動と矛盾する。
その後「カルデアは悪性である」と語り、「その悪にぐだとマシュは耐えられるものか?」と問い、
「私はその資質が君には無いと思う」と断じ、「ゆえに私の前に立ち塞がることを許さない」と締める。
んで、20節でホームズが分析した「新宿のモリアーティ」と「異星のモリアーティ」の違い。
新宿のは「悪を弄んでいる」、異星のは「悪になろうとしている」。
最後に21節でホームズが解き明かした「カルデアを我がものとしようとしている」という目的。
これらをまとめると、異星のモリアーティが「カルデアを手に入れたい理由」が繋がるんだよ。
元ツイの通り「悪性の極致」になることを目指している。
そのために、世界(異聞帯)を滅ぼして回るカルデアを我がものとすることで、
次々と世界を滅ぼしていく究極の悪になろうとしていたんだろう。
だからホームズを倒し、ホームズが立っていた「カルデアに潜伏する密偵」役を奪おうとしてたんだよ。
異星のモリアーティが最大の目的を達するためには、まずホームズが邪魔だった。
ライバルとしてというよりも、まず単純に邪魔者だったんだ。
これならこの辺の話と異星のモリアーティの言動が綺麗に収まると思う。
そして、もしかしたらホームズの真の役割は「カルデアに異聞帯を滅ぼさせること」だったのかもしれない…