アスカコード999からの瞳に星!輝く髪!覚醒する2号機!ピンチ……からのマリによる名前呼び!の流れがあまりにも強すぎるというかまあ直球で鶴巻榎戸文脈なバフですね。
破の頃から式波の榎戸ヒロインぶりについて度々議題に上がってきたわけですが、まさかここまで「惣流」を含むアスカ概念を巻き込み新世紀の彼方へと突っ走るフィルムを出されるとは思ってなかったんですよね。
初見時、成長してはだけたアスカのプラグスーツがあざとくて一瞬嫌だと感じたんですけど、即座に己の浅はかさを恥じました。あそこは
・EOEの包帯の消滅
・身体の成長
・シン・エヴァで散々描いた他者との接触を希薄化→裸体を晒すことへの恥じらいすら捨て自身を労わることができなくなっていたところからの変化=心の成長
あたりをいっぺんにぶつけてきてるわけです(一部を切り取り「裸体を晒すことに恥じらいを覚えることが成長」としてしまうとそれは意味合いがかなり歪曲されてしまうが)。
それまでの積み重ね(自分ではなく他者のために死を覚悟して使徒化するところとかさあ!)込みでアスカという存在が全身全霊で祝福されたようで本当に大変に良かったです。
【追記】アスカの良くいえばアイデンティティ、悪くいえば呪いの象徴であった頭のインターフェイスが取れてる点をリプで教えていただきました。確かに取れていた!!!!やはりこれはすごい映画ですよ。