昨日のヰ書、恒例の備忘録…と思ったら長っ! ※ネタバレあり未通過現行×
三津橋さん、あまりにもCON*5ロールに安定して成功するので、「二徹中に職場の自販機前で珈琲掴んだまま30秒ほど立って寝てることがあるが平然としすぎて誰にも気づかれない」とかいうすんごいどうでもいい脳内設定をつけてしまった。身長190cmのスーツの立寝。人間電柱。
なおこのシナリオ、割と各方面で「弱ってるRPは役得」「嘔吐シーンはご褒美」とウキウキしておられるKP/PLの姿を目にするので、世界には仲間がいっぱいいるんだなあと思ってたのですが(自分がフィクションに限りエメトフィリアのケがある)、三津橋さんにも一回くらいゲロってもらって自分のモツなど目撃してほしかった。こんなことなら最初のファンブルCON*5判定せずに強制嘔吐にしておけばよかった……笑
今回、自分が回したこのシナリオの半テキセッション最短記録を樹立している。ボイセ平均時間+1hってすごい。ひなみさんのアウトプットが大変スピーディだったことと、長考や技能失敗がほぼなかったことと、あと探索の濃淡がきれいにシナリオの情報量の濃淡に一致したため。嗅覚が素晴らしかったです。
今までの経験上、慎重に探索箇所を潰していく(靴箱とかガレージとかベランダまで全部見る、懐中電灯や武器を入手する)か、最後の鍵の所在でつまずく(ここは詰まりがちなので補助のアイデアをすぐ振ってもらうものの、失敗して地味に長考になったりする)か、自分の中で答えが出るまで〈門〉の開錠を保留して悩む(これは想定内。ただミスリードした先で悩んでる可能性があるので何考えてるかPLから聴けるのは非常に助かる)あたりを含めた平均時間なので、このあたりがさくさく進むと早いんだなと。なお対峙イベントの選択で悩む人も結構多いけど、これは「門を通過することで事態がどうなるのかピンとこない」からで、カルトへのお誘いや復活ガチャと天秤にかけて迷ってる人が多いわけではないっぽい。このへんはもうちょいヒントがあった方がいいんだろうか。
いやー、この進行具合なら、どうでもいい茶番RPをもっと挟んでおけば(略)。
今回、三津橋さんとかけあいRPしてバランスのよさそうなNPCを…と思うと、自分が回してきた「灰田洋」のイメージと大きく違ったので調整した結果「梶井田初陽」が爆誕。テンション高め、口悪め、ツッコミ属性。個人的に、RP外でやってた半メタ会話のこの流れめちゃくちゃお気に入りです。
三津橋 椿 : >蹴り破らない
梶井田 初陽 : >あたりめーだ
三津橋 椿 : >でもかっこよくないですか?
梶井田 初陽 : >自分がゾンビだってことを自覚してくれ
状態異常じゃなかったら、長い脚から繰り出されるフォームの綺麗な回し蹴りでドア吹き飛ばすさまも見てみたかったです。いや、ヤクザキックのがギャップあっていいかもしれない。あの見た目で東方深秘録のもこたんモーションみたいなガラ悪キックされたら見てる方がちびる。
なお、記憶回復時の梶井田のシークレットダイス、見返すとSANC→喪失値→狂気の種類で振ってるけど処理ミス……正確にはSANCなしで喪失値→アイデア判定→狂気の種類で振るべきところ。なお今回の狂気の種類は自分のオリジナル狂気表で振ってました。結果は「10.肉体的反応。痙攣、気絶、嘔吐など、強いショックが肉体の反応となって現れる。」もはやこのシナリオのお家芸と化した嘔吐さん……。
狂気を引いたNPCの口から真実をにおわせるRPは毎度非常に悩みどころで、たいていPCにうまく伝わらないんだけど、まあ狂気に陥ってる人間が整然としゃべるのもアレだしな~とそのままにしてます。ちなみに王祷に訊くと割と説明してくれる。おまえ悪役の鑑だな。
この、発狂中の梶井田に対する今回の三津橋さん、それまでのマイペースでふんわりとぼけた感じを裏切るRPでとても印象的。「わかった、わかったから」「初陽、落ち着いて。大丈夫、ありがとう」あたりのこのなだめるような言い方、普段なら(特に梶井田に対しては)まずしないだろうな~という気がする。
あとはくだんのAエンド合流時、怒ってます発言のとこが大変お気に入り。梶井田の視点からみると、謝罪に対して"いつも"のテンションで返される友人の言葉に、つい自分も"いつも"の茶化しで返したとたん、この「怒ってます」「今揚げ足取ったことも含めてですよ」が返ってきたわけで……無意識に普段の友人関係の延長線上に自分を置いていた梶井田は、この瞬間、「そうだった、もうこれまで通りの友人関係でいられるはずがない」と思って血の気が引いただろうなと。そもそもあの場面、キッツイ言い方をすれば「何でまだ友達面してんの?」と言われてもおかしくない瞬間だし。
なので、その後三津橋さんが「僕も、友人は大切ですから」と続けたのが、今度は逆の頬を張る打撃になったんじゃないかなと。それまでのままの友人関係は二度と戻ってこない/そのうえで改めて友人だと言ってくれる、の二連コンボ。
今回のふたりの関係性において、手紙の「もう会う機会がないことを祈ってる」は、「今度こそ友人のままでありたい」というくらいの意味合いじゃないかと……いやそれを遺書にすんな、重いわ(セルフツッコミ)
ところで、三津橋さんの高身長スマートな立ち姿を脳内で描きながら進めてたので、最後の発狂時に膝ついてえずいて顔上げた梶井田からは、立ったままの友人の表情は影になってあんまりみえず、背が高くて顔が遠いことも相まって、それがすさまじくこわかった。一方三津橋さん視点だと、減らず口ぽんぽん投げてくる、対等だったはずの友人が膝をついたまま怯えた顔で自分を見上げてくるわけで、まさにそれまでの友人としての認識にダメージありそうな絵面がよかったです。にこ!