エスコン7でエルジアが北欧神話モチーフ好きすぎるよね、という話になったので、
自分がツイートした部隊名の元ネタの内容とかをまとめておきます
詳しくはwikiが詳しいので見てくれ
・フギンとムニン
オーディンに付き従う2羽のワタリガラス。
フギンは「思考」、ムニンは「記憶」の意。
世界を飛び回って情報を集めて主神であるオーディンの元に届ける役割を持っている。
フギムニは最終的に情報(データ)を集めて運ぶ機体になるので意味も合う
補足:オーディンは魔術が得意で知識に貪欲な風神・嵐神(天候神)かつ戦争と死の神。
世界樹(ユグドラシル)の根元にある泉の水を飲んで知恵を得て魔術を取得するという逸話があり、
軌道エレベータ(=世界樹)の地下(=根元)の空間でベルカの"まじない"(=魔術)を得るのだとも考えられる(?)
・ソル隊(エルジア実験飛行隊)
北欧神話におけるソルは太陽の女神、天空の花嫁。双子の弟のマーニ(月)がいる。
スコルという名の狼(後述)に追い立てられ、馬車を駆って空を横断する。
日食は太陽がその狼に追いつかれて飲み込まれた現象で、幻日は二匹の狼(スコルとマーニを追う狼であるハティ)に「挟み付けにあう」=両側から二匹の狼に襲われる現象と考えられていた。
・スコール隊(エルジア有人飛行隊)
スコールはフェンリルの子供で、常に太陽(ソール)を追いかけてラグナロクに飲み込むとされてる狼。
名前の意味は「嘲るもの」「高笑い」「騒音」「惑わし」
補足:日食や月食が生じるのは天空の怪物の仕業だとする説話は世界各地にあり、北欧及びゲルマン地域では「天災」の象徴に「狼」が用いられる事例がしばしば見られる。
・リジル隊、グラム隊、レフィル隊(エルジア有人飛行隊)
いずれも北欧神話中のドラゴン(ファブニール)退治に縁のある剣の名前。
上記スコールも含めこの4隊はM1からラストまで何度も登場するが、(ドラゴンであると公式から提示された)フギムニを倒すための有志連合に竜退治の剣の名の隊(グラムは将校護衛任務後行方不明のため不参加)や竜の亜種とも考えられるサラマンダー隊(ストーンヘンジ防衛に参加していたオーシア飛行部隊)が参加しているのは意味深に思える。
・ノーリ隊(エルジア爆撃機部隊)
綴りが少し違うけどドワーフのノーリ(いじけた者)・・・?
・グリトニル(エルジア特殊部隊)
北欧神話に登場する宮殿。
意味は「輝けるもの」
正義、平和、真実を司る神フォルセティが住み、揉め事の調停に当たっている。
・首都ファーバンティ
今までのシリーズで散々言われてたと思われるので割愛
北欧神話の神ロキの父ファールバウティより。意味は「残酷に打つ」
・ニヨルド艦隊
ニヨルドは北欧神話に登場する神、ニョルズの別表記
・ニョルズ
北欧神話の海の神。漁業や魚の取引の守護神にして、豊穣神かつ夏の神。船や港、貿易、漁業に関係が深い。
山の女神である妻のスカジ(後述)の館で過ごす際に狼の吠え声を嫌がったために破局する。
・スカジ
ニョルズの妻である女巨人、あるいは山の神。スキーの女神、神々の麗しい花嫁とも。意味は「傷つくる者」「損害、危害、死」「影、暗闇」
夫であるニョルズの館で過ごす際に海鳥の鳴き声を嫌がったために破局する。
・フレイ
ニョルズとスカジの息子。フレイヤの兄。
神々の中で最も美しい眉目秀麗な豊穣の神として非常に崇拝された。
意味は「主」
・ヘーニル
北欧神話に登場する神々の1人。
名前の意味は「番人」「射手」
見目は良いが優柔不断。
ラグナロクを生き延びる数少ない神々の1人とされている。
おまけ:ZEROは基本的にアーサー王伝説ベースだがガルム周りだけ北欧神話モチーフがあるのでついでに書いときます
・ガルム
冥界の番犬。「犬のうちで最高のもの」と呼ばれる。ラグナロクで自由になり、隻腕の軍神テュールと相打ちになって死ぬ。
・テュール
フェンリルに腕を食いちぎられた隻腕の軍神。元は法と平和と豊穣を司る天空神だったと考えられている。
ラグナロクでガルムに喉元を食いちぎられて相打ちになる。