6章終わりました。とりあえず主にメリュジーヌとオーロラの話です
とりあえずなぜか今一番印象深いのが、メリュジーヌとオーロラ。。。。。。
2人の関係性も、オーロラの行動も一体何を考えて?何を己の指針に生きているんだ??と思ってたけどなるほどな…どっちもよくわかったわ…。
オーロラは最初いい人でどこまでも美しい人だと思っていたけど後半、戴冠式につれて怪しさ、というより意図がわからない行動が多かった。ウッドワスへの行動、難民を受け入れる行動、メリュジーヌを胸に抱いた時とその他諸々の行動とで、行動原理がいまいちわからなかったけどなるほど…「自分が愛される」ことが行動原理だったとは…。
他者への気持ちも、どうにかしたいということもなく、ただ自分にためだけに行動をしていたのか…それがある意味すごいことだよな…。人は必ず他者に干渉してしまう、そうして傷つき傷つけ合うものだけど、オーロラは自分の在るべきもの、あるべき姿だけを信じて自分のためだけに行動してたんだな。彼女の中に善も悪もなく、あるべき自分のために行動してた。
そしてオベロンも語った、君はそうであればいい、でも自分より輝くものへの執着?(ニュアンス違う気がする)だけは頂けない。っていうのもすごい納得だ…。
たしかにオーロラは結果的に害悪でしかなかったけど、氏族の長として、美しく輝かしいものとして妖精たちの光になってた。
生きる希望、象徴としての役目も担ってたと思うな。あとすごい妖精らしくてよかった。妖精は本来身勝手なものだしね。
無垢が故にキャストリアも嘘や疑いを感じなかったのかな?オーロラとの謁見の時のキャストリアどういう反応だったかもう覚えてないや…
メリュジーヌもなあ…オーロラに逃げようと言われた時のあの絶望の表情は彼女への落胆ではなかったんだね…
カゴの中の美しい鳥も外に出れば強者に食い殺されるだけだもんな…井の中の蛙、外界を知らず…
あと、愛を与えられる事を求めるのではなく、自分の愛を信じて生きてきたのはすごい立派だし素敵だと思う。1人で生きていくには辛いし厳しいから、他者を信じ、頼りにしたいという甘えが生じるけど、愛されてないことを知っても尚、自分の愛を疑わず、それでもいいと。本当に強い騎士になった。本当に美しい妖精になった。