FGO2部6章前編の感想まとめ 追記に長文ネタバレあり ちょこっと新規実装サーヴァントの宝具演出や再臨姿やマイルーム台詞についてのネタバレも含まれています
2部6章前編クリアしました! アトランティスとオリュンポスみたいなしっかり前後編分かれてる話じゃなくてマジで更新途中で終わったの笑っちゃった 本当に想定外のボリュームだったんだろうな……お疲れさまです……
全体として見ればまだまだ物語は始まったばかりってところなので全体的にざっくり気になるところとかここ好きポイントだけまとめます。思い出しながら書いてるから前後関係ふらふらしてるかも。
・序盤同行鯖のトリスタン
絆台詞追加実装+6章映画公開中のタイミングでの同行鯖、やってくれるわね……と思っていたら本当に色々とやってくれた。前編の盛り上がりポイントの1つでしたね。
いつものトンチキ愉快お兄さんノリからの名無しの森を抜けた後も「イゾルデが好きなこと」「騎士としてマスターを守ること」をしっかり覚えてるトリスタンが良過ぎたし、1部6章で呪腕さんに「大義も理想も関係無い。私はこの地に住んだ民を愛したのだ。だからお前は許さない」と言われたトリスタンが2部6章では妖精騎士ガウェインに「私はあなた達の正義に関心は無い。私は私が愛する人たちのために戦う」って言う反転構図になってるの激アツではないですか? 6章映画でちょうどこの台詞を浴びたところだからべろべろになっちゃった 6章周りで話されたトリスタンから我が王への気持ちを踏まえてキャストリアに頼られたり褒められたりするといろんな感慨を抱きつつ嬉しそうにするトリスタンもすごく好きです
最近追加された絆台詞でまさかの「ぐだが逃げたいと言ったなら逃がしてくれる鯖」だと判明したトリスタンですが、トリスタンが何でぐだの逃亡に手を貸してくれるんだろうの答えが「一度6章で反転した自分と戦ってなお自分を騎士として信頼してくれたことが嬉しかった」だと分かったのも良かったな……。今回同行してくれたトリスタンはカルデアのトリスタンではないですがほんの暫く一緒にいた汎人類史トリスタンがそう思ったのなら長く一緒に旅をしてるカルデアトリスタンもまあそう思ってるよね、というやつ
戦闘の特殊演出や書き下ろし立ち絵も凄かったですね 映画といい2部6章といい、FGOはトリスタンの開眼タイミングに命を賭けている
あとトリスタンめちゃくちゃベディのこと話すね? さてはベディのことが好きだね? お前も6章映画を観に行ったのか?(映画とか関係無くベディとなかよぴっぴなだけ)
・キャストリア
6章同行鯖の1人であり6章の主人公ポジション。「燃える世界の中『自分しかいないから』と世界を救うため旅に出た平々凡々な実力しか持たない救世者」あたりかなり分かりやすくぐだと立ち位置を重ねてあるなと思う。キャストリアの使命である「6つの鐘を鳴らすこと」がぐだでいう特異点修復にあたるんだろうな ここで改めてキャストリアの属性がぐだと同じ(ぐだの属性はFGOのプロローグ参照)中立・善なことが効いてくるな……
個人的にキャストリアが汎人類史の空が青いことを聞いて楽しそうにしてる会話がすごく好きで、実際ぐだが世界を救ったときにマシュと一緒に見たのは青空で、青空=世界を救ったときの光景というイメージがかなり強いのでキャストリアが青空を良いものとしてくれることがすごく嬉しかったな
キャストリア、今のところ田舎から出てきた普通の女の子で同年代の友達感覚でお話ができるし、救世主であることに迷い悩んでる描写もよく入るし、村正に対して反抗期の孫ムーヴしたりするんですけど、彼女が先行実装サーヴァントであるが故にプレイヤーはキャストリアがいつか「王」になることを知っているっていうのずるいな~~~!!!! と思います キャストリア自身はマイルーム台詞とかで「中身はかつての私と変わらない」って言ってくれるけど、それでもね……我々は汎人類史アルトリアが王になるまでに辿った旅路をキャストリアを通して見つめている…… 今の王様と未来の王様でモルガンとキャストリアの宝具演出が対比になってるのいいよね
2部6章のキャストリアと出会ってから実装済キャストリアの「運命」に思うところのあるような発言を聞き直すと感じ入るものがあるし、召喚された彼女はもうブリテンでの旅の結末を知ってるんだなと思うと不思議な気持ちにもなります
ノリッジでぐだと自分を重ね合わせて「ぐだのために『逃げよう』って言おうとした」キャストリアと「ぐだと初めて離れたことで改めて自分の『守りたい』意思を再確認した」マシュの構図もめーっちゃ良くて、ぐだのことを自分の意思決定の理由にしようとしてしまったキャストリアと、今までぐだを自分の意思決定の中心に置いてきたけどぐだのことを忘れて改めて“自分の”意思に向き直ったマシュの描写すごく好き
そんな絶賛旅の真っ最中なキャストリアだけど、カルデア組然りオベロン然りぺぺさん然り村正然り人の見る目がある系の人たちが「あなたなら大丈夫」とキャストリアに言っているので 見守りてえな……キャストリアの旅路を……
汎人類史組や外から来た組以外にもガレスちゃんがキャストリアに憧れてついてきてるのもすごい好き このガレスちゃんがモルガンを打倒した後のキャストリアの円卓に加わるんだろうか
・オベロン
6月のオベロン 予告映像で飄々としたお兄さん系口調だったので何だお前!? マーリンか!? と思ってたら違ったのでごめん……となってたらキャストリアも何だお前!? マーリンか!? となっていたので良かったなと思いました 奈須さんは飄々としたお兄さん口調を書くのが上手い
オベロン、全体的に有能かつ周りへの心配りもでき、愛嬌もあるというこんなん皆好きやん系サーヴァントだし例に漏れず私も好きです 王子様~……かっこいいね……素敵だね…… ミニキャラオベロンの「少女漫画に出てくるなんか可愛いミニキャラ」感本当に好き
オベロン周りで気になってるのはティターニア周りかな~と思うんですけど、「オベロンを愛してくれる人は創作の物語の中にしかいなかった」て話がすごい好きだしこの辺こう、今後掘り下げられたりするんですかね!? これはどうでもいい話だけどドラケイの河で皆の欲しいものが流れてくるとき、オベロンの欲しいものがSOLD OUTになってて何!? オベロンが欲しいものはティターニア(この世に存在しないもの)だから流せなかったってこと!? て深読みしてたら単に魔力切れだった 聖杯1ダースなんて流すから…… そういえばここでキャストリアのところに流れてきたのは何だったのかも気になるポイントですね
オベロン、笑顔が素敵で気さくなお兄さんだけどコヤンへの「話しかけないでくれ 耳が腐る」の辛辣極まりない言葉も好きです キャストリアが言うようにマーリンポジションなのかな~とも思うんだけど、マーリンポジションなら最終的に味方してくれるとは……思う……でも途中で「たとえ終わりまでに何人犠牲になったとしても」とか考えながら悲しい顔をしているので途中退場しそうで今から心構えをしている……オベロン後半でバトルモーション来るのかな……
・妖精騎士
円卓にも女体化のビッグウェーブが来たのかと思ったら妖精たちが円卓の騎士の名前を借りていただけだった まあモルガンから貰ったギフト自体「祝福」じゃなくて「着名(名前に着任する)」だしな…… でもあの爆乳はTSしたガウェインかな!? って思っても仕方無くない!?
1部6章リバイバルで初めにぐだ達の前に立ちはだかる円卓がガウェインなのめっちゃ良かったですね あと妖精騎士ガウェインがさあ……めっちゃえっちで可愛くないですか……?(突然の性欲100%発言) 妖精騎士トリスタンが言ってた「本当に愛した人を食べてしまう」の性質に何それメッチャ可愛い~!! ってなっちゃったし、マイルーム台詞でこの辺については本人が「鬼たちと似たようなもの」と言ってて平安京がすっと染みた カルデアに召喚された妖精騎士ガウェイン、お嫁さんになることに夢見てる系お姉さんで本当に可愛い 乳と脚がでかい 背もでかい 大好き 2部6章のゴリゴリ武闘派妖精騎士ガウェインも好き トリスタンに「ここで去るなら見逃してやる お前ほどの腕があれば妖精國でも生きていけるだろう」って言ったりかつての知り合いのボガードの城に攻め入る時「賢いお前なら素直に降伏する筈だ(転じて降伏してほしい=なるべく傷つけたくない)」って認めた人、顔見知りには情のようなものを見せるのすごい好きで……
妖精騎士トリスタンはどんなものかと思ってたらモルガンの娘やってたりベリルと不穏カップルやってたりでこっちもだいぶ面白いことになってたな 多分これは各所で言われてるけどちょっとエリザベートみがあるし、奈須さんの……好きな女……! という感じがする というか本当にエリザベート系列の女だったら最後がこう……恐らくあまりハッピー円満な終わりにはならない気がして……再臨した格好もだいぶ不穏だし……
残虐さが頻繁に描かれてた妖精騎士トリスタンだけど、オークション会場で前に会ったとき嫌な感じがお互いしなかったキャストリアに「あんたなら退けば見逃してあげる」って言おうとしたり、こっちも気に入った人には気に入ったなりの対応をするところが好きです 無邪気で残虐で可愛い型月の女をより現代風にチューニングした感じがあると勝手に思っている
メカ系お姉さんランスロットも今後どうなるか楽しみですね 妖精騎士は別世界線の円卓が性転換したわけじゃなく、妖精が円卓の名前を借りているだけの筈なのに何でギャラハッドの名前を知ってるのかとかね またマシュと離ればなれになっちゃったけどマシュと一緒に妖精騎士ランスロットと戦いたいですね それか村正がリベンジすることになるのかもしれん
・村正
1部6章のベディが「アルトリアに聖剣を返す、彼女の王ではなく1人の少女としての顔を好ましく思ってしまった人間」としてSNの士郎と同じ立ち位置にある構図が大好きなオタクなので、2部6章で村正がうっかり味方側に来てくれたりしないかな~! でも事前に公開されてたOPで言峰と一緒にカルデア組と戦ってるっぽかったし流石に無いかな~! と思ってたら共闘してくれたのでテンション爆上がりだった アルターエゴ仕様のスキルとボイス無限に好きだが…… というか今回村正もそうだしガレスちゃんも2部6章仕様のボイスになってるよね!? すごいな!?
ちらっと触れられた村正に混ぜられた神様の話だけど、多分北欧異聞帯と相性が悪い盲目の戦神がヘズで村正の趣味で入れてもらったのがスサノオっぽい(宝具カード台詞でクシナダ姫のことを口にしてるので)のかな? 個人的に古事記のお話が結構好きなので村正にスサノオが混ざってるの笑顔になっちゃうな
村正、ガワ繋がり(本当にガワでしかないけど)もありキャストリアとよく話すんだけど、猪突猛進してるキャストリアを保護者的に引き止める村正だったり、村正の状況を見て簡単に自分の命を投げ出す様に曇るキャストリアだったりでSNとちょこちょこ反転の構図になってるのが楽しいなと思います 今はアルトリアの方がただの田舎娘で、村正の方がサーヴァントだからね…… サーヴァントは過去を生きた英雄であり英雄とは顔も知らない誰かや他人のために命を投げ出せる人だというのはずっと描かれてきた(最近だとアトランティスが顕著だったかも)ところですが、その在り方について田舎娘であり予言の子のキャストリアは「自分は果たしてこのようになれるのだろうか」とトリスタンや村正を見て思うのかもしれないし、じゃあサーヴァントは考えなしに命を投げ出せる怖いもの知らずな存在なんですかというと「そうではない」という話をトリスタンがしてくれたのも良かったなと思います
そして村正が令和に闇オークションにかけられる実績を解除したのは本当に笑ってしまう 本当に何やってるんですか? リンボのことを同僚として一応(本当に一応)気にかける村正も好きだったしそもそもアルターエゴたちの間でリンボが「音信不通」扱いになってるのもウケるしぐだから聞いたリンボの結末を「聞かなかったことにするか!!!!」してるおじいちゃんに笑ってしまう リンボ、なんであいつ平安京が終わってもあんなに面白いんだ……?
・マシュ
今回のマシュとゴブリン兄弟とシェフィールド周りの話がすっごい良かったんですけど……すごく良かったと思う……闇オークションに続き今度はNTR同人誌が始まるのかと思ったら今までぐだがマシュと離れた場所で別のサーヴァントや現地人と出会いを交わしてきたように、今度はマシュが1人で出会いを交わしぐだと同じ「世界を救う」責務を背負い、その上でまたマシュ・キリエライトとしてぐだと共に歩む道へ帰ってくるという流れが本当に良かった
ゴブリン兄弟のマシュとの出会いとその終わりが大好きで、ここで涙腺もろもろになっちゃったんですけど、善でもないが完全な悪でもないはぐれ者が善良な存在に出会うことで色々と変わっていって、最後こそただ幸せな終わりではなかったかもしれないけど出会えて良かったと心から笑えるみたいなそういう そういうの奈須さん書くの本当に上手じゃないですか!? マシュの始まりはカルデアでもブリテンでも炎の海から誰かに助けて貰ってからなんだなというのも含めてすごく良かった
マシュ、ブリテンの美しい風景を傷つけたくないと願いその心が記憶を無くす前と同じ「大切なものを守る」心に繋がっていくんだけど、このブリテンがオベロン曰く「カルデアが滅ぼすわけじゃない世界」だからこそできる描写なのもいいよねと思うし、そもそもマシュが持っている盾はギャラハッドが汎人類史ブリテンを守るための盾だったというのも含め、2部6章でこの掘り下げがあって良かったな……と思います
ボガードがマシュを妃にした時はプレイヤー自我がマシュは俺の後輩なのだが!?!?!?となったけどマシュが善良で人を憎まないが故にいまいち憎まれ者になりきれないボガードとの交流がすごく良かったし、マシュがボガードの故郷を守りたいという本質をしっかり見抜いてたのも良かったし、そんなボガードすら力に酔ってしまうブラックバレルはやっぱりヤバい(ヤバい)
まっさらの状態で人と出会い、別れ、ぐだと同じ立場に立って記憶を無くす前と同じ志を抱いて再会するぐだマシュの流れでまた涙腺はもろもろになったし、遂にぐだが選択肢ではなくウィンドウで話を始めたのでウオーーーーー!!!!!となっちゃったね 実際ぐだはネームレス主人公だけどあくまでも「どこにでもいる善良な人間」としてのネームレスなので=プレイヤーの側面は薄いとなと思うし、その辺のぐだという人間の自我はFGOがここまで積み重ねてきた描写の中描かれてきたものなので、何というかぐだの人間像がまた1つ結実した感じで 好きでしたね……
ノリッジでのぐだマシュ、冬木でマシュと一緒に盾を支えた構図と同じではあるんだけど2人はもう数え切れないほどの出会いと別れを繰り返し戦いをくぐり抜け、一度お互いを忘れてまっさらになってもまたここで巡り会えたというのが……あの……すごい良かった……
マシュと再会できた時本当に嬉しくてこれからは一緒に頑張ろうね……!!!!! となってたらまたマシュと離ればなれになったので私は悲しい マシュと再会するまでよろしくねハベにゃん
・ベリル
マシュはぐだの運命なのだが!?!?!?!?!?!?! ごめん 取り乱した でも運命ヅラと恋人ヅラはマシュと一緒に人理修復してバレンタインを5回一緒に過ごしてからにしてくれ
型月謹製のお姫様に惚れられてると聞いたときはあっ……ご愁傷様です……と思ってたけど蓋を開けてみたら何か良い感じにあしらって悪役カップルしてるのでこ、こいつ!!!!となったしぺぺさんあいつやっちゃいましょうよ!!!!!! お前サメ映画なら妖精騎士トリスタン共々真っ先に食われとるからな マシュが愛した美しいブリテンに殺戮劇場を建てるな
結局ベリルの相棒鯖ってモルガンってことで……いいんですかね……!? かつてなくお近づきになりたくないクリプターなので相棒鯖のことも何も分からん 諸々後編に明かされると思うので闘志を燃やしつつ楽しみです でもマシュの運命ヅラは本当にやめろ(抑えきれないプレイヤー自我)
・ぺぺさん
新規立ち絵だ~!!!! 可愛い~!!!!!! めちゃめちゃ可愛い 愛 サンキューパッコ デザイナーとして異世界転生無双してるの本当に好き
異聞帯の移動はコヤンに頼んで1回だけって話だったけどその上でLB6に来てるの、ブリテンからどうやって帰るんだ? って思ってたんですが、ここに来てぺぺさんが過去話を明かした上「自分の寿命がいつか知ってる」発言をしたので何だか色々と察してしまってお辛い いやこれぺぺさんの寿命もうすぐなんじゃないですかね……寿命の前にやることやっとこう的な感じでベリルに敵討ちするんじゃないですかね……お辛いんですが……
・その他
冬木から散々伏線を振りまき続け、満を持して登場したのはこの男~!!!!!(KYASUNIKI)という感じだったキャスニキ 何か知らんこといっぱい言ってた どういうこと!?!? 賢人グリム!?!? 冬木から一緒のマスターも初耳ですけど!?!? 初手例外の法則本当にやめてほしい ワンチャンは可愛い
2部6章では絶対に聴くことがないと思っていたCCCなテーマが流れ始めて笑っちゃったよね これリボンの色的にカズラドロップかな? ここの場面だけワダアルコ成分がめちゃくちゃ強い 翅の氏族に合わせて触角っぽい髪型になってたり翅生えてたりしてたのでこのまま実装ってことは無いと思うんですが、いずれ来るんですかね…… というか残ってる翅の氏族がムリアンだけってことは名無しの森の奥で出会った翅の氏族っぽい女の子、かなり稀少な存在だったんだな……
6氏族たちが色々一悶着も二悶着もあって面白い 弊TLでは牙の氏族のウッドワスさんが人気です 「自分に相応しいのはモルガンの夫の地位だ」って根回しをずっとしててベリルにその地位をとられたことを悔しがってるけどそれはそれとしてオーロラさんのことが好きなの可愛いよねと思うし、理性的な振る舞いをしてるけど牙の氏族としての獰猛さが完全に無くなってるわけじゃない(むしろ結構頻繁に人間を殺しちゃってるっぽい)のが良い
FGOのシナリオライター、いかにUMAをメインシナリオにシームレスに組み込むかの胡乱バトルをしている可能性があるな