ドクター・ストレンジ、ラスボス戦のそもそも時間を超越した存在であるドルマムゥに時間を操るアガモットの眼の力が通用するのか問題について。
ます大前提として、アガモットの眼を作った初代ソーサラー・スプリームことアガモットが地球に張った結界を、ドルマムゥ自身の力では何千年も破ることが出来なかったという事実がある。
ここから、単純な力関係としてはアガモット≒アガモットの眼>ドルマムゥであることが推測される。
そして、タイムループにハマり「一体なにをした!?」と騒ぐドルマムゥに対し、ストレンジが返した「カエシリウスがしたように、少しばかり力を借りた」という台詞。(うろ覚え)
この台詞が本当なら、ストレンジはアガモットの眼の本来の力に暗黒次元のエネルギーを何らかの形で取り入れることで、意図的にタイムループを引き起こしたものと考えられる。
タイムループが発生した具体的なメカニズムはさっぱりわからないが、ストレンジが暗黒次元でアガモットの眼を開き、時を司る緑の魔法陣を前腕に出現させた瞬間からタイムループが始まっていたことから、本来は時間の流れ・概念そのものが存在しない暗黒次元の中で、時空間を操る(創出する)アガモットの眼の力を"無理矢理"発動させたことで生じた、ある種のエラーのようなものなのかもしれない。
ちなみに、アガモットの眼を開くとストレンジの前腕に出現する緑の魔法陣が、ストレンジが暗黒次元へと飛び立つ直前にカエシリウスの攻撃を受けて一度破壊されてしまったことも、もしかしたら暗黒次元でのタイムループに関係があるかもしれない。ないかもしれない。