英霊伝承異聞の大雑把な感想。途中でコンチェッタにシェイクスピアは嫌いか?って伯爵が聞いてたり観劇している辺り本当にシェおじが好きだったんだなぁってにやけた
話はモンテクリスト伯の物語が始まる前、モレル氏に恩返しした後に聖堂教会によって監獄塔に落とされたファリア神父の為の復讐をする話でとっても面白かった。
型月的モンテクリスト伯って感じでかなりいい。
もうひとつの復讐の物語でありモンテクリスト伯爵の物語がはじまる前の話。
原作を知ってる身からしたら型月ではモレル氏に恩を返した後にファリア神父の為の復讐をしていたのかーってなった。
あと驚いたのがアカシャの蛇さんがでてきた事。
聖堂教会によってファリア神父が監獄塔に落とされていた事かな。マジか…ってなった。
死徒絡みだったのね……ロアさんがモンテクリスト伯に絡むだなんて…
あのノッブの🐍はアカシャの蛇を示してたんだね……
ファリア神父から巌窟の奥底に隠されし神秘、隠避の究極にして死の王として人を作り替える14の意志を受け取り、人が有するはずのない幻想の埋蔵…ロアとの戦いで神の代行として怒りで黒炎を行使、恩讐の化身と化した
時の「復讐するは我にあり。」って台詞に痺れた。
地上にあって怒りを具現する者。
モンテクリストミトロジーを『救世主の山に隠されし伝説、神なき人々がみる絶望、地獄、虚無の火炎、神話の域にも等しき力、魔術刻印と魔術回路を強制的に植え付けるもの。』だと言っていたけどそういう事だったのか…って。
『恩讐の炎よ、我が魂を食らいて燃え盛れ我が身全て黒き炎へと変えよ。』って戦隊ものみたいな熱い演出で人でありながら黒炎を行使し、吸血鬼すら焼き付くす恩讐の炎をもってロアを倒した。魂をも焼く炎だからこそ吸血鬼を焼いた…それこそがエドモンの肉体に植え付けられていたモンテクリストの秘宝だったんだなぁって。
そして最後の『二度とこの身が黒き炎を発することはないのだろう、例えばこの身があの怪物、吸血鬼のように超上の存在として生まれ直すこともなければ。』って台詞でな……うん……うん……(感無量)
こんなにガッツリ吸血鬼が絡むと思わなかったな…