「デイグラシアの羅針盤」の解釈の1つだけれど、AルートBルートにおける過去の歴史は、シミュレーションで自分たち(プレイヤー)が見たものとは異なる可能性があるのよね。一葉は…(全ルートクリア前提 考察好き向け→)
デイグラシアの解釈の1つだけれど、AルートBルートにおける過去の出来事は、シミュレーションで自分たち(プレイヤー)が見た出来事とは異なる可能性があるのよね。一葉はやり直したい(=一葉と縁だけが生き残ったことを受け入れたい)がためにシミュレーションをやっていたけれど、それはあくまでシミュレーションで起きた出来事であって、過去の出来事とは異なる可能性がある。
つまり、αルート(SHEEP IIIの実際の事故内容)→現在(白い部屋)→Aルート(オニキスを用いたシミュレーション)→Bルート(オニキスを用いたシミュレーション)、という流れ。
Cルートには白い部屋が登場しない(=現在かも過去かもシミュレーションかもわからない)ために平行世界的な位置になると思われるから、ABルートはABルートで"矛盾しない歴史"が構築されている可能性はある。更にAルートとBルートも、本当に繋がっているかどうかも厳密には断言できるものではないと思う。Aルート→A´ルート、B´ルート→Bルートと別の歴史の延長の可能性も否定できない。
あと、選択肢ってのは「Aを選ぶかBを選ぶか」という以前に「選ぶか選ばないか」という選択も存在する。AルートBルートCルートの関係は、そういう意味も込められている、のかも?
また他の考えとして、Ever17原作陣打越氏のとある作品において「一つの可能性世界の中から見ている人間には、別の可能性世界を見ることはできない」というものもある。ABルートとCルートの存在はそういう「互いに観測できない」位置にある、とも。
(※αルートは暫定的な呼称。α=アルファは"始まり"を意味する言葉でもあるのでこう呼ばせてもらう。なお"本編α"を指すものではない)